
新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸2)が5月13日、「江の島むせきつい海岸どうぶつ図鑑」のPDF版無料ダウンロードを始めた。
同館は前身の江の島水族館時代の1987(昭和62)年から5年ごとに、江の島の潮間帯に生息する動物の種類や密度を調査してきた。これらの記録を基に今年2月、館として初となる図鑑を刊行。現在は1階のメインショップでも販売している。
今回のPDF公開では、図鑑の全内容を無料で読むことができる。無脊椎動物の見分け方や観察方法、江の島の観察エリア情報などを掲載しており、磯観察シーズンに合わせたタイミングでの配信開始となった。
同事業は船の科学館「海の学び ミュージアムサポート」の支援を受けて実施している。
同館広報の井上麻子さんは「専門家による正確な知識と豊富な写真で、誰でも楽しく磯の世界を知ることができる。海辺に行く前の予習にも活用してほしい」と利用を呼びかける。