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寒川神社で終戦記念日に平和祈念ツアー 季節料理と共に幽玄の薪能鑑賞

昨年開催された相模薪能での様子(写真提供=寒川神社)

昨年開催された相模薪能での様子(写真提供=寒川神社)

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 「相模薪能 平和祈念ツアー ~幽玄の世界への誘(いざな)い~」が8月15日、寒川神社(寒川町宮山)で催行される。主催は寒川町観光協会。

昨年開催された相模薪能での様子(写真提供=寒川神社)

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 相模國一之宮である寒川神社は約1600年の歴史を持ち、古来より人々の信仰を集めてきた。毎年8月15日の終戦記念日に世界平和を祈念し、戦没者と戦争犠牲者の霊を慰めるための能楽の奉納「相模薪能」を執り行っており、今年で56回目を迎える。 

 今年の演目は、中森貫太さんらによる半能「井筒(いづつ)」、野村萬斎さんらによる狂言「宗八(そうはち)」、観世喜正さんらによる能「融(とおる)」。夕闇とかがり火の中で幽玄な舞台を繰り広げる。

 同ツアーでは14時に神池橋前に集合し、正式参拝した後、同観光協会と連携して活動する観光ボランティアガイド団体「さむかわ観光ガイドクラブ」が神嶽山神苑、方徳資料館、宮山神社などを案内。参集殿で季節の料理や同神社名物の「八福餅」を楽しんだ後、17時30分ごろから境内で「相模薪能」を鑑賞する。雨天時は寒川町民センターホールでの上演となる。

 広報担当の泉珠望さんは「戦後80年という節目の年に幽玄の世界に触れ、改めて平和を考える機会にしてもらえれば」と話す。

 開催時間は14時~20時ごろ。参加費は8,500円。定員30人(最少催行人数は25人)。申し込みは7月24日18時まで、同協会のフォームで受け付ける。申し込み多数の場合は抽選。

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