
湘南地域とインドネシア・バリ島との文化・経済交流を目的とした「湘南バリ親善協会」が8月2日に設立され、20日に総会が行われた。
同協会は、湘南地域とバリ島の友好親善を深めるとともに、文化・教育の交流や日本インドネシア間の経済協力を通じて、アジアの平和と繁栄への寄与を目的とする団体。湘南地域にゆかりのある個人・法人のほか、希望すれば地域外の居住者も会員になることができる。
現在、藤沢市がインドネシア・バリ島のバドゥン県との間で、文化・観光イベントの開催支援、観光資源の相互情報発信、人的交流プログラムに関する支援などの文化交流事業において協力覚書の締結を目指し交渉を進めており、今回の同協会設立はこの動きに連動する形で実現した。
会長には、湘南地区を中心に活動しているバリ舞踊グループ「basundhari(バスンダリ)」代表で、「江の島バリサンセット」を主催する実行委員会の委員長を務める長谷川亜美さんが就任。副会長には新江ノ島水族館を運営する「江ノ島マリンコーポレーション」社長の堀一久さんが就き、在インドネシア全日系中小企業連合会名誉会長の白石康信さんが顧問を務める。
今後はバリ文化に関するイベントを開催するほか交流プログラムを企画・実施していく。同協会最初の活動として、9月6日・7日に江の島サムエル・コッキング苑で開催される「江の島バリサンセット2025」に初出店し、協会をアピールする。
長谷川会長は「湘南とバリの人々の心がつながるような活動を広げていきたい。異文化を楽しみながら、平和と協力を育むきっかけになればうれしい」と話す。