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寒川で「お話しコンサート」 青島広志さんがモーツァルトの魅力を解説

モーツァルトのピアノ曲「音楽のさいころ遊び」のためにさいころを振る観客。
この曲は、あらかじめ用意された曲の断片をさいころ目の数に従って並べ、演奏する。

モーツァルトのピアノ曲「音楽のさいころ遊び」のためにさいころを振る観客。 この曲は、あらかじめ用意された曲の断片をさいころ目の数に従って並べ、演奏する。

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 テレビ番組「題名のない音楽会」出演などで知られる音楽家の青島広志さんによるレクチャーコンサートが9月13日、寒川町民センター(寒川町宮山)で開催された。

オペラ「フィガロの結婚」より

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 「歌って、弾いて、お話しして~ご存じ青島広志先生のモーツァルト・レクチャー~」と題した同公演は、神奈川県民ホール主催事業の一環。11月に藤沢市民会館で開催される、藤沢市民オペラとの連携事業「モーツァルト オペラ『羊飼いの王様』 全2幕」公演に先立ち、モーツァルトの理解を深める関連企画として開催した。

 当日は入場を待つ人が増えたため、予定より10分早めて開場した。青島さんは「モーツァルトは寒川に住めるようなお金持ちではなかった」などとユーモラスなトークで客席を沸かせながら、モーツァルトの生い立ちや作品、演奏技法について解説。中山美紀さん(ソプラノ)と布施雅也さん(テノール)と共に、モーツァルト作品を2時間半にわたり演奏した。

 平塚市から訪れた70代女性は「合唱団に入っていて、青島さんの曲を歌ったことがあるので来た。青島さんは観客と一体になっていろいろな話をしてくれるし、肌で音楽を感じることができて、とても良かった」と話していた。

 11月に藤沢で開催される神奈川県民ホール主催のオペラ「羊飼いの王様」にも出演する中山さんは「モーツァルトの若い頃の作品を中心に演奏した。心躍るような楽しい曲をたくさん楽しんでもらえたのでは。「羊飼いの王様」は明るい曲がたくさんあって、登場人物も善人ばかりで悪人が出てこない作品。オーケストラと、そのオーケストラを超える声を味わいに来てもらえたら」と、観劇を呼びかけた。

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