リユース店「ジモティースポット藤沢辻堂」(藤沢市辻堂元町4)が11月29日にオープンする。湘南エリアを拠点に不動産事業を展開するユーミーネットが運営する。
ジモティースポットは、不要になったがまだ使えるものを地域で譲り合う仕組み。持ち込まれた品は、地域情報サイト「ジモティー」に掲載され、必要とする人が検索して店舗で引き取ることでマッチングが成立する。
27日に行われた開所式には、鈴木恒夫藤沢市長や、ジモティーのジモスポ事業開発部VPの野村康二郎さんらが出席。鈴木市長は「地球環境を守ることが大きな課題。市民が資源の再利用に気軽に取り組める拠点が素晴らしい場所にできたのはうれしい」と話し、今後は藤沢市北部への拠点拡充にも意欲を見せた。
ジモティーの野村さんは「まだ使えるけど譲り先が見つからないという人にとって、気軽に地域内で手放せる場。暮らしの豊かさを広げていきたい」と話した。
ユーミーネットのエリアマネジャー松崎光さんは「平塚でのスポットでは半年で約100トンのごみ削減につながった。藤沢でも同様の成果を目指す」と意気込む。
藤沢市に本社を構える「大好き湘南不動産」社長で、ユーミーネット取締役でもある藤吉真史さんは「地域に育ててもらった会社として、交流と循環の場を通じて恩返ししたい」と話した。
店内では無料で品物を譲り渡せるほか、セルフレジによる販売機能も整備。生活雑貨や衣類、スポーツ用品、食器類など多様な品が持ち込めるようになっている。
営業時間は10時~19時。