神奈川県大磯町など湘南エリア一帯を会場に12月7日、「第20回 湘南国際マラソン」が行われ、フルマラソンや10キロファンラン、2キロファンランなど多彩な種目に延べ約2万2000人が出走した。
大会はマイボトル持参を基本とする環境配慮型の運営を継続。コース各所に設けられた給水ポイントでは紙コップやペットボトルを廃し、参加者はそれぞれのボトルで水分を補給しながら相模湾の景色を楽しんだ。
フルマラソン男子では滑和也選手が2時間25分9秒で1位。女子は高野温菜選手が2時間41分16秒でトップとなった。
10キロファンラン一般男子では葛窪千晴選手が32分48秒、一般女子は蟻塚真衣選手が37分6秒で、それぞれ1位となった。高校生の部では男子が池田夏希選手(32分31秒)、女子はGretchen Creighton選手(43分3秒)が頂点に立ち、次世代を担うランナーたちの力走が目を引いた。
そのほか、小中学生を対象とした2キロファンラン、親子で楽しめるファミリーラン、1.4キロのラン&ウオークなども行われ、幅広い世代が湘南の海沿いコースを、それぞれのスタイルで駆け抜けた。
実行委員の一人は「環境への配慮と市民参加型イベントとしての魅力を両立させながら、ランニング文化の普及と地域活性化を目指していきたい」と話す。