林業で廃棄される杉の枝葉を活用したサステナブルなクラフトワークショップ「森を織る~白峰スギのタペストリー制作~」が12月20日、江の島サムエル・コッキング苑(藤沢市江の島)内の「UMIYAMA GALLERY」で開かれる。
石川県白山市の山間部で林業を営む白峰産業が供給する「白峰スギ」の枝葉を使い、染織家の安部里香さん指導の下、香りを楽しめる壁掛け型のタペストリーを作る。
会場では、湘南エリアのテキスタイルブランド「Local Textile project」ともコラボレーション。湘南の花模様を描いたスカーフ生地の端切れをリボンとして組み合わせ、色とりどりの装飾を楽しめるようにする。「自宅に飾ると森の香りがふわりと広がり、冬の室内空間を彩るインテリアになる」という。
使う杉の枝葉は、皆伐の際に発生し、木材に使えず山に放置されることも多いもの。ワークショップでは、その現状を知ってもらう機会も設け、森林資源と人々の暮らしのつながりを「五感で体験」してもらうことを目的としている。
講師を務める安部さんは「手を動かして作る時間を通じて、素材の香りや手触りを感じ、山や森への関心を広げるきっかけになれば」と話す。
開催時間は、11時~、13時~、15時~の3回。各回6人。小学生以上が対象。参加費は4,000円。持ち物は軍手(ゴム製推奨)、飾り用のオーナメント、持ち帰り用袋。