新春恒例の「獅子舞町内めぐり」が1月5日、寒川神社をはじめ寒川町内9カ所で行われる。主催は寒川獅子舞の会。
同会は無病息災や五穀豊穣を願い、新年に町内を巡り獅子舞を披露している。寒川神社や公共施設、神社仏閣などを巡行し、地域に新春のにぎわいを届ける行事として親しまれている。
寒川獅子舞の会は1993(平成5)年、有志20人で発足した。藤沢市下土棚の白山社中獅子舞保存会の指導を受けながら研さんを重ね、町内めぐりは30回を超える。現在も地域の伝統文化を守り伝える活動を続けている。
当日は勇壮な獅子舞に加え、ひょっとこやおかめが登場する演目も披露し、大黒天が小槌をふるい観客の間をまわる。観覧者は間近で舞を楽しむことができ、新春ならではの雰囲気を味わえる機会となっている。
寒川町観光協会の泉珠望さんは「獅子舞やひょっとこ、おかめ、大黒様に出会うことで、訪れた人が一年を幸せに過ごせるきっかけになればうれしい」と話す。
巡行は9時30分に寒川町商工会を出発し、寒川町役場、寒川駅前公園、寒川神社を巡る。12時にJAわいわい市に到着。さらに、貴船大神、一之宮八幡大神、筒井地域集会所、最後は15時15分に菅谷神社の順に移動しながら各所で15分ほどの演舞を行う(演舞開始時間は目安)。
観覧無料。雨天中止。