鎌倉の代表的な菓子「鳩サブレー」の製造・販売を行う「豊島屋」(鎌倉市小町2、TEL 0467-25-0810)が10月19日より、「鳩サブレーマグネット」の限定販売を本店で開始した。
同社は1894年創業の老舗菓子店で、代表的な菓子「鳩サブレー」は、創業当時、横浜の異人館で入手したバターを使用して試作を重ね誕生したもの。鶴岡八幡宮にゆかりがあり、子どもたちに親しまれている「鳩」をモチーフにしたほか、出来上がった菓子が欧米のサブレーに似ていることから「鳩サブレー」の名が付いた。また、「サブレー」が「三郎」と語呂が似ているところから、創業者は「鳩三郎」と親しみを込めて呼んでいたという。
今回の商品は、「鳩サブレー」のパッケージとサブレーのミニチュアをマグネットとして商品化したもので5個入り600円。本店のみの販売。同店ではこのほかに携帯ストラップ「鳩三郎」(500円)、ボールペンのトップに鳩型のミニチュアカーのついた「ハトカー」(600円)、晴雨兼用の折り畳み傘「鳩傘」(1,800円)など、いずれも本店でしか購入できないグッズを多くそろえる。
今回の商品開発について久保田陽彦専務は「当社ファンのみなさまに、より愛されるようにと考え、商品開発を行っている」と話している。「出来る限り細部まで原商品を再現したので、(商品を)手にとってよく見てほしい。磁力の強いネオジ磁石を使用しているので、小さいながらも実用的に仕上がった」(久保田さん)とも。
本店の営業時間は9時~19時。水曜定休。