茅ヶ崎在住のインテリアクリエーター兼イラストレーター、坂井きよみさんの新刊「布びより ハンパ布でできちゃうおうち雑貨」(辰巳出版、1,365円)が12月、発売された。
坂井さんは主に女性誌・テレビなどで活動中。今回は、「子どもが成長した」「デザインが古い」など愛着があって捨てられない古着や使わなくなったリネン類、ハギレなどの「ハンパ布」に価値を見いだし、日常で使える「おうち雑貨」としてリメークするというコンセプト書を出版した。掲載作品には、「布の耳を利用したコースター」「Tシャツを裂いて編んだスツールカバー」「レースのブラウスをパッチワーク状につないだタペストリー」などがある。「日々の暮らしが豊かになるヒントを提供したい」(坂井さん)という同書には、イラストレーターでもある自身のイラストが随所に盛り込まれ、絵本のような構成になっているのが特徴。
同書出版の経緯について坂井さんは「企画として2~3年前から考えていた。エコロジー意識が高まり、世間でも『リサイクル』が提唱されるようになるなど、自分の作りたいものと時代が一致した」と話す。また、「作品を作る上で、『リサイクル・リメーク雑貨』=『ダサい』にならないように心がけた。裁縫が苦手な人にも『これなら私にもできる』と思ってもらえるよう、作り方はシンプルになるように工夫した」(坂井さん)。