江ノ島電鉄の駅名にもある「極楽寺」（鎌倉市極楽寺3、TEL 0467-22-3402）の桜が見ごろを迎え、参拝客でにぎわいを見せている。

　同寺は1259年、北条義時の三男重時と忍性が創建した寺院で、1970年代、同寺周辺を舞台とした民放のテレビドラマの影響もあり、一躍知られるところとなった。参道周辺にはソメイヨシノが植えられ、桜のアーチが見られるほか、宝物館の前には、鎌倉原産で市内に現存する唯一の八重一重咲き分け桜の古木なども花を咲かせ、多くの参拝客が訪れる。

　毎年4月7日～9日には、国の重要文化財に指定されている同寺の清凉寺式釈迦如来立像や、裏山にある極楽寺開山の良観房忍性の墓・五輪塔も特別公開される。特別公開スケジュールは、7日＝12時～15時、8日＝10時～15時、9日＝10時～12時となる。特別公開拝観料は500円。

　拝観時間は9時～16時30分（宝物館は10時～16時）。拝観料無料（宝物館のみ300円）。