平塚で「湘南ヤーコンフェア」-地元高校生ら特産品化目指しPR

平塚農業高校の生徒たちがオリジナル商品を販売

平塚農業高校の生徒たちがオリジナル商品を販売

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 ひらつか市民プラザ(平塚市紅谷町18)で11月21~24日、県立平塚農業高校の生徒らが中心となって活動する「湘南ヤーコン応援団」による「湘南ヤーコンフェア」が開催され、大勢の市民らが訪れた。

平塚ヤーコンのオリジナルキャラクター「やぁこ」(関連画像)

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 ヤーコンはアンデス産で、サツマイモのような外観をしているキク科の根菜。日本でも近年、イモの一種として家庭に普及している。昔から平塚の特産とされていたが栽培が難しく、生産性が乏しいため生産量が激減していた「クリマサリ」というサツマイモを復活させようとしていた同校の生徒が「クリマサリに変わる特産品を」と行き着いたのがヤーコンだった。

 湘南ヤーコン応援団は同校のクラブ活動の一環として生徒らが中心となり、地元の青果組合や商店会の協力のもと4年前に発足。ヤーコン製品の開発・販売や、全国のヤーコン農家などを集めた「ヤーコンサミット」を開催し、交流を図るなどの活動を行なっている。

 同フェアでは、今年春より平塚市の推奨品に認定されたヤーコン入り和菓子「ヤークン」や「ヤーコン焼酎」を始め、ヤーコンを使ったパンや総菜、平塚ヤーコンのオリジナルキャラクター「やぁこ」のぬいぐるみなどを販売した。

 同校によるブースでは、大磯ミカンを加えた「ヤーコンジャム」ほかパウンドケーキなど、同校生徒によるオリジナル商品を販売。同ブースの商品は人気が高く、一時は完売する場面も。姉が湘南ヤーコン応援団の初代メンバーだったという、同校2年の山田早苗さんは「ヤーコンは、秋から冬にかけての今の季節が収穫時。一般のイモより強い植物なので夏の暑さには強いが、茎が長く太いので切るのが大変」と栽培の苦労を話す。「先代が築いてきたヤーコン普及活動の歴史を継承していきたい」とも。

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