地元アーティスト招き美術館で倍音コンサート-美術と音楽の融合目指す

「Sound Museum in 葉山Vol.1-クリスタル・クリスマスの夕べ-」

「Sound Museum in 葉山Vol.1-クリスタル・クリスマスの夕べ-」

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 神奈川県立近代美術館葉山館(三浦郡葉山町一色、TEL 046-875-2800)で12月23日、「Sound Museum in 葉山Vol.1-クリスタル・クリスマスの夕べ-」が開催される。

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 「美術館で美術を」「音楽ホールで音楽を」と分けて考えがちな「美術」と「音楽」を、ジャンル分けせず表現することを意図とした、同館での初めての試み。

 出演者は、インデアンフルートやバンブーフルートを中心に作曲、演奏活動を行なっている葉山在住の真砂秀朗さん、2000年のメジャーデビュー以降YO-KINGやハナレグミ、元ちとせ、Keisonなど多数のミュージシャンのライブ、レコーディングに参加している同じく葉山在住のPeace-K(Pすけ)さん、そしてクリスタルボウル演奏家の牧野持侑さん。

 開催について、主催する岩神六平事務所の岩神さんは「葉山の近代美術館はロケーションも素晴らしく、音楽の現場として非常に魅力的。美術の側からは音楽ファンを取り込むこと、また音楽の側からは美術の素晴らしさに触れる良い機会になれば」と話す。

 「会場はすごく響きの良い音響空間。この響きを生かした、クリスタルボウル、ネイティヴ・フルート、hang(ハング)という倍音成分(基音に対して周波数が整数倍になっている音の成分)豊富な珍しい楽器のコンサート。湯原和夫の作品に囲まれ、今年のクリスマスは葉山の神奈川県立近代美術館で過ごしてほしい」と岩神さん。来年1月25日にはほかのミュージシャンを招いて開催する予定もあるという。

 18時30分開場、19時開演。チケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円。前売り券は同館ミュージアムショップなどで発売中。同館では現代彫刻作家、湯原和夫さんの立体作品を中心に展示した「湯原和夫展」を開催中で、観覧には観覧料(一般=800円、20歳未満=650円、65歳以上=400円)が必要。来年1月25日まで。

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