湘南を舞台にした映画「海の上の君は、いつも笑顔。」が5月9日、全国で封切られる。
写真左から、喜多監督・谷村美月さん、服部信明茅ヶ崎市長、大杉漣さん(関連画像)
同作品は、谷村美月さん演じる高校2年生の主人公・成瀬汀が、プロサーファーだった兄の形見のサーフボードを探しに湘南を駆け巡り、その過程で多くの人々に出会い成長していく青春ストーリー。
監督は、「ライフ・オン・ザ・ロングボード」「星砂の島、私の島」などで海やサーフィンを愛する人々を描いてきた喜多一郎さん。「湘南を舞台として、架空の話ではなくリアルな湘南を描いた作品にしたい」との思いから、茅ヶ崎市、藤沢市の後援をもとに県立茅ヶ崎高校をはじめ、スーパーやカフェなど実在するスポットが実名で登場、同高校のバスケットボール部員や地元のサーフィン選手などをエキストラで動員し、すべてのロケを湘南エリアで行った。
環境保護や青少年育成の意識をもって撮影に臨んだ同作品のハイライトの一つとなるのが、サーフボードを探す主人公を応援する地元のDJの呼びかけで地元の人々がビーチクリーンの活動をするシーン。撮影では地元の市民約2,000人がエキストラで参加し、実際にカメラが回る中、海岸のごみ拾いをした。
喜多監督は「地元の皆さんの協力もあって、リアルに地元に根ざした作品が仕上がった。ぜひ地元の皆さんにも、映画を見て湘南に来てくれるたくさんの人に湘南の良さを伝えてもらえれば」と話す。
上映は、ワーナー・マイカル・シネマズ茅ヶ崎(茅ヶ崎市茅ヶ崎2、TEL 0467-57-1000)ほか全国の劇場で順次公開。収益の一部は、環境保護と青少年育成のため、茅ケ崎市、藤沢市、かながわ美化財団に寄付される。