今年6月に死去した歌手マイケル・ジャクソンさんが来日した際に、女優・浅野ゆう子さんと会食した「葉山ホテル音羽ノ森」内の「レストラン潮幸(しおさい)」(横須賀市秋谷、TEL 046-857-0108)で現在、追悼メニュー「MICHAEL JACKSON COURSE」を提供している。
マイケル・ジャクソンさんから同ホテル宛のお礼の手紙(写真提供=葉山ホテル音羽ノ森)
マイケルさんは1987年10月、日本での初のソロコンサートのため来日。ベジタリアンのマイケルさんに同行していた専属のシェフの急な帰国により、代わりに同ホテルの系列店シェフが招かれメニューを考案・提供した。このメニューを気に入ったマイケルさんが「シェフにお礼を」と後日、マイケルさんは浅野さんを伴い同レストランを訪れ食事をしたという。
初来日の人気絶頂の大スターの来館ということもあり、同ホテルでは前日から宿泊スケジュールを押さえ、当日は貸し切りで対応。あいにくの雨の中、葉山の海を一望できる同レストランの周囲では30人のガードマンが傘を差して食事が終わるのを見守ったというエピソードも。
今回提供する追悼メニューは、同レストランのシェフ田原英俊さんが、マイケルさんが当時口にしたメニューを一般向けにアレンジしたもの。地元でとれる野菜や海草などを使用したアミューズ4種、前菜3品と続き、メーンは「豆腐のステーキ ソイソース」、デザートは「メロンとメイプルシロップのソルベ」というベジタリアンメニューで構成する。
同ホテル・販売促進マネジャーの細川浩司さんは「マイケルさんを追悼するとともに、当時のマイケルさんの気分を湘南の食材を使用した音羽フレンチスタイルで堪能してもらえれば」と話す。
料金は10,500円。ディナータイム(17時~21時)のみで提供する。要予約。9月末までを予定。