鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下2)では6月10日、19時より「蛍放生祭」(ほたるほうじょうさい)が行われる。同祭は「蛍の育成と放生を通じて豊かな四季と生命の尊さを考え、神々に感謝を伝える」ことを主題にしたもの。
同宮では境内に鎌倉時代から名前が残る柳原神池(別名=ひょうたん池)を蛍の生息できる環境に整えようと、石や竹炭等を用いて自然濾過による水質浄化に努め、2004年には初めて蛍の羽化に成功した。
当日は若宮(国重要文化財)で柳原神池産の蛍を含め約千匹の蛍を神前に供え、宮司による神事を行い、巫女による舞も奉仕される。その後同神池に移動し、蛍籠を解放して蛍を夜空に解き放つ。祭典終了後、6月11日~同17日、夕刻から21時まで鑑蛍路が設けられ一般客も自由に蛍を観賞することができる。
鶴岡八幡宮