8月20日、本町白幡商店街(藤沢市藤沢3)で「暑い日は打ち水しよう!みんなで真夏の気温を2度下げよう!」をキーワードに、同商店街内の会場に水をまく「白旗打ち水大作戦」が開催された。主催は、本町白旗商店街振興組合、白旗神社、トレアージュ白旗ショッピングセンター。「打ち水大作戦」は日本各地で2003年より実施されており、昨年は全国で約770万人が参加しているが、藤沢では初の試み。
「商店街と神社、ショッピングセンターという昔ながらの施設と新しい商業施設がコラボするのは難しいが、ヒートアイランド現象という現代の問題に取り込むイベントで参加者が一つになれればと思い打ち水を提案した」と環境テレビトラストの天野洋嗣さん。その企画に賛同した同組合理事長の小笠原次男さんは、「準備期間中には環境問題について自分で調べたり、みんなでいろいろと話し合った。毎年打ち水をすることで環境に対する関心が広まってくれれば」と話している。
当日は、関係者や市内在住の大学生ボランティアのほか、2006湘南江の島海の女王(井澤美帆さん、小室璃紗さん、三觜祐子さん)と王子(伊集院謙顕さん、山口真吾さん)を含めた約300人が参加。打ち水は、近隣住宅の井戸水や風呂の残り湯などを合わせ約700リットルの水を使った。
メーン会場の打ち水前の気温は33.2度、路面温度40.6度、サブ会場の気温は32.9度、路面温度、37.8度だったが、打ち水後には日中15時からのスタートに関わらず、メーン会場の気温は33.5度、路面気温34.8度、サブ会場の気温は32.6度、路面温度31.8度に下がり、打ち水効果が実証できたという。(写真=白旗打ち水大作戦の模様)