県立茅ヶ崎里山公園(茅ヶ崎市芹沢)で9月23日、カントリー&ブルーグラスミュージックの祭典「茅ヶ崎ジャンボリー2010」が初開催される。
オープニングを飾るのは湘南出身者からなる湘南ブルーグラスバンド
緑豊かな市北部の観光振興の一環として、県立里山公園を舞台に行われる同イベント。茅ヶ崎市観光協会の石川拓也さんは「整備が行き、家族連れで楽しめる里山公園だが、市外ではまだあまり知られていない。公園の雰囲気がカントリーミュージックに合うことから、公園の周知も兼ね開催を決めた」と話す。集客目標は1万人。
アメリカ南部で発祥したカントリーミュージックは、ヨーロッパの伝統音楽の影響を受け1930年代に確立した音楽。伝統民謡的な曲調と即興性が特徴のブルーグラスは、アコースティックな弦楽器による演奏が中心。ともにギターやマンドリン、バンジョーなどの楽器が使われる。
当日は、公園内の多目的広場に11メートル×6メートルの円形ステージを特設。「片山誠史バンド」「湘南ブルーグラスバンド」「ぼちぼちピッカーズ」など市内外で活動する13バンドが出演。メーン司会は茅ヶ崎北陵高校OBで音楽好きで知られるNHKアナウンサー徳田章さんが務める。会場にはカントリー雑貨や楽器、CDなどのほか、ハンバーガー、ジャンバラヤ、タコライスなどのブース約20店も出店予定。
石川さんは「初開催で不安な面もあるが、来年に向けて着実にステップアップしていければ。公園の芝生に寝転びながら、家族や友人と秋の1日をのんびりと楽しんでほしい」と話す。
開催時間は10時~17時。入場無料。雨天決行。鑑賞者へのアコースティックギターのプレゼントなども予定する。