茅ヶ崎の雑貨店「times」(茅ヶ崎市東海岸北4、TEL 0467-38-7200)で現在、スウェーデンを代表する人気陶芸家、リサ・ラーソンさんの作品展「Lisa Larson Exhibition in times」が開かれている。
timesオリジナルカラーで制作された人気シリーズ「ワードローブ」のドレスも
茅ヶ崎南口の一中通りに2007年2月にオープンし、北欧日常雑貨を中心に地域・国にこだわらず、「使い勝手の良い雑貨」を取りそろえる同店。今回の開催は、リサ・ラーソンさんの作品の日本輸入総代理店dieci(大阪市北区)の協力を得て実現したもの。同店スタッフ・島崎良太さんは「リサ・ラーソンの作品を扱い始めてから、その世界観や優しさ、かわいらしさに引き込まれ作品数が増えていき、次第にリサのファンが訪れるようになった。その作品や世界観をより多くの人に楽しんでほしいと企画した」と話す。
作品を制作するラーソンさんは、1931年スウェーデン生まれの陶芸家。同国を代表する陶磁器メーカー、グスタフスベリ製陶所に26年間勤務し優れた作品を数多く手掛け、同社の黄金期を代表する陶芸家の1人となる。1955年に発表した「小さな動物シリーズ」で注目と称賛を集め、ライオンや犬などさまざまな動物や子どもたちなど、素朴で温かみのある作品を制作。80歳を迎える現在も自宅アトリエで創作活動を行っている。
同展では、現行品約70種類(4,200円~)や1950年代以降に発表されたビンテージ品約60種類(9,450円~)、同店オリジナルカラー作品などを展示販売。ラーソンさんが実際に使用した作陶の道具などのほか、「リサ・ラーソン作品集」(ピエブックス)の撮影を手掛けたフォトグラファー、木寺紀雄さんによるラーソンさんの作品や本人のポートレートも展示する。
島崎さんは「愛嬌(あいきょう)たっぷりの動物たちは同じ作品でも1つずつ表情が違い、とにかくかわいいの一言。『世界一かわいいことを考えているおばあさん』と形容されるリサ・ラーソンの世界を気軽に楽しんでほしい」と話す。
営業時間は11時~19時。10月3日まで。会期中は無休。