湘南モノレール(鎌倉市常盤、TEL 0467-45-3338)は10月3日、タカラトミー(東京都葛飾区)の鉄道玩具「プラレール」から「湘南モノレール5000系~ブルーライン~セット」を発売した。同社初のプラレールとなる。
「タカラトミ-が10年ほど前に販売していた懸垂式モノレ-ルのプラレ-ルが絶版になった後、同系車両を運行する当社に乗客や鉄道ファンの方々からの要望が多数寄せられていた」という。その声を受け、長年かけて検討した結果、今月より開催している「YOKOHAMAトレインフェスティバル」に合わせて商品化した。
モデルとなった車両は、同社の次世代型の新造車両「5000系」のブルーライン。「2004年に次代を担う新造車として導入され、VVVFで動力を制御し、省エネに優れ、バリアフリ-にも配慮した環境や人に優しい車両」だという。
「何といっても従来のプラレ-ルにない空中を快走する点が魅力。そのために実車の感覚が薄れることをできる限り排除するよう検討を重ねた」と同社・横山さん。「江ノ島から鎌倉へのもう一つのル-トとして、湘南モノレ-ルは空中散歩を体感できるユニ-クな鉄道。ぜひご乗車いただき、その思い出をプラレ-ルの世界に広げていただければ」とも。
商品仕様は、2両編成で単3アルカリ電池で走行し、12本のレールと12本の橋脚をセットした。サイズは、幅960ミリ、奥行き515ミリ、高さ205ミリ。価格は5,250円。湘南モノレール大船駅や本社のほか、三菱みなとみらい技術館内の売店(5日~)のみで販売する。