鎌倉・若宮大路通り沿いの食堂「COBAKABA(コバカバ)」(鎌倉市小町1、TEL 0467-22-6131)で11月23日、落語家・立川平林(ひらりん)さんを招き「落語食堂」が開かれる。
これまでにも音楽ライブや漢方セミナーなど多彩なイベントを開いてきた同店。落語食堂のきっかけは、「ちょっと元気の足りないこんな時代だからこそ、落語をもっと身近なものにしたい」という、落語好きの鎌倉FMパーソナリティー三根真吾さんの呼びかけによるもの。その思いに、同店の内堀敬介さん、地元誌の制作やイベント運営などを通じて「鎌倉を元気にする」活動を行う団体、カメレオン代表の宮部誠二郎さんが共感し開催に至った。「身ぶりと語りのみで物語を進めていく落語は、高度な技芸を要する伝統芸能であるとともに、多くの人を笑わせ、楽しませ、励ましてきた」と内堀さん。
1973(昭和48)年愛知県生まれの立川平林さんは、大学在学中から漫才・コントなどのライブ活動を始めた。警備員やレンタルビデオ店員などさまざまな職業を経験し、2005年に落語家の立川談志さんに入門。2007年に二つ目に昇進し、さまざまな寄席に出演しながら、カフェなどのコラボ公演を行っている。平林(ひらりん)の芸名は姓の平林(ひらばやし)からとった。
「実際に、落語家さんに話を聞いてみたり、落語が身近に感じられたりするいい機会。伝統文化とあまり肩ひじ張らず、気楽に足を運んでもらえれば」と堀内さん。
開場17時30分、開演18時。入場料は2,500円(弁当付き)。先着23人。