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茅ヶ崎の熊澤酒造にギャラリー&雑貨店-歴史ある「おけ場」を再利用

酒だるの製作・修理をする「おけ場」を活用したギャラリー&ショップ「okeba」店内の様子

酒だるの製作・修理をする「おけ場」を活用したギャラリー&ショップ「okeba」店内の様子

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 茅ヶ崎で日本酒や地ビール「湘南ビール」の製造を手がける熊澤酒造(茅ヶ崎市香川7)の敷地内に1月27日、かつて酒だるの作成・修理をする工房として使われていた場所を再利用したギャラリー&雑貨ショップ「okeba(おけば)」がオープンした。

地域のアーティスト、クラフトマンの作品を多数展示・販売

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 酒造メーカーとしてだけでなく、広大な敷地内にイタリアンや創作料理店、パン&スイーツ店などを幅広く展開する同社。「もともと蔵元は地域文化の中心地として人々が集まる場所だった。その本来の蔵元の姿を取り戻そうと、さまざまな店舗を展開してきた」とオーナーの熊澤さん。

 新たに手掛けた同店は、1872(明治5)年の創業時、酒造りで使用する酒だるの製作や修理をする工房「おけ場」で、容器がホーロータンクになってからは出稼ぎの杜氏(とうじ)などの宿直所と麹室として使われてきた場所。10年前からは商品倉庫として使用されるだけとなっていた。「歴史あるこの場所を地域のもの作りをする作家の方々の発表の場にしたい」と開業を決めた。

 店舗面積は45坪。地域で活躍するクラフトマンやアーティストの作品を展示販売する。主に、陶芸品やガラス製品、帽子や靴、かばん、革製品、藍染め商品などを扱う。併せて、蔵元に集まった古道具や古書、家具なども販売。今後は各種教室やイベントなども開催していく。

営業時間は11時~17時。水曜定休。

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