東日本大震災を受けて、鎌倉海浜公園(鎌倉市由比ヶ浜4)で5月下旬に開催される「鎌人いち場(かまんどいちば)」は現在、防災の知識や非常時の知恵などを提供するテナントを追加募集している。
湘南エリアの店舗や人々が多数集結し、飲食や雑貨などの店舗、フリーマーケット、各種ワークショップなどを実施する同イベントは今回で5回目。「かつて広場に人々が集まったように、物や情報などを売買し交換しながら、人とつながる場を市場という形で提供する」という。前回は約240店が出店し、8,000人を超える来場者があった。
「今回の震災を受け、被災地ではない鎌倉でも生活を見直す必要があるのでは」(実行委員会の池田さん)と、被災地で問題になっているような事柄を各テナントより発信し防災意識の向上を目指す。
募集しているテナントの内容は、鎌倉市の避難所や避難ルート、救急法などの「防災の知識」、原子力発電の現状や自然エネルギーについての「エネルギー供給源」、非常時の洗濯方法や調理法、保健衛生問題などの「生活の知恵」など。一般テナント募集は終了しているが、同テナントはしばらくの間、募集する。
開催日は5月28日(雨天の場合、翌29日に順延)。開催時間は9時~16時。