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北鎌倉の古民家で「あじさいの小径」公開-「あじさい展」も開催

裏庭で可憐な花をつけ始めた山アジサイ

裏庭で可憐な花をつけ始めた山アジサイ

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 北鎌倉古民家ミュージアム(鎌倉市山ノ内、TEL 0467-25-5641)で6月1日、「あじさいの小径」の公開が始まった。

建物は県内や福井県から移築した古民家を再生

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 福井県や県内から古民家3軒を移築・再生し、「鎌倉古陶美術館」として運営されてきた同館。先月、古陶に限らずさまざまなジャンルの作品展示を行うことを目的に館名を改めた。

 公開が始まった「あじさいの小径」は同館を囲うように広がる裏庭。来館者の目を楽しませようと数年前に植えられた、霧の三彩・深山八重紫・蝶の舞・鎌倉の小町・流星・土佐緑風・伊予絞りなど、約100種類200株の山アジサイが梅雨時期の庭を彩る。

 「小径の幅や古民家の雰囲気に合わせ、花が小さく素朴な印象の山アジサイを選んで植えた」と話すのは同館副館長の長谷川幹晃さん。今年は例年に比べ開花が遅く「6月10日前後に見ごろを迎え月末まで楽しめるのでは」という。

 同時開催する「あじさい展」では、日本画・油絵・水彩画・陶芸・ガラス・タイル工芸・染織・写真・押し花絵・プリザーブドフラワー・盆栽など多彩な作品を展示。30人以上の作家が参加し、市内からは佐藤平八さん(日本画)、清水陽子さん(陶芸)、白山まさいさん(ガラス工芸)、山岸壮太郎さん(トンボ玉)らが出品する。

 長谷川さんは「古都の雰囲気に触れながら、古い邸宅を訪れた気分で展示とアジサイをゆっくり楽しんでほしい」と話す。

 開館時間は9時~18時。入館料は500円。月曜定休(6月は無休)。

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