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鎌倉で「毎月誰かに手紙を書こう」展-造形作家ら、月替わりで1年間

LPレコードをヒントにした封筒と便箋の新作を手にするFU-SAさん

LPレコードをヒントにした封筒と便箋の新作を手にするFU-SAさん

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 鎌倉・大町のショップ&ギャラリー「GENBAGEN(ゲンバゲン)」(鎌倉市大町3、TEL 0467-22-4419)で現在、自由な発想で制作された便箋や封筒、ポストカードなどを展示する「毎月誰かに手紙を書こう 5th」が開催されている。

ギャラリー外観。中央は中に入って手紙が書けるポケットギャラリー

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 ドレスメーカー学院卒業後アパレルや広告などに携わり都内から鎌倉に移住、18年前にギャラリーを開いた店主FU-SAさんが企画した同展。ギャラリー名はFU-SAさんの頭に突然浮かんだ言葉「現場幻」が語源で、「うつつと幻がクロスする場」との意味が込められている。同展開催のきっかけは昨年起こった東日本大震災。「インターネットやメールが広がり、あまり手紙を書かなくなった今、あらためて手紙を書くことが大事だと思った」(FU-SAさん)。

 6人の同じ作家が月替わりで1年間「手紙」をテーマに作品を制作・展示する同展。「この場所もそうだが、続けることにこそ意味がある」とFU-SAさん。作家にとっては楽な仕事ではないかもしれないが「それぞれの作家が、その人らしい感覚で作った作品が毎月並ぶユニークな展示」になっているという。

 参加作家はFU-SAさんのほか、連載小説風のポストカードなどを出展するイラストレーターのエノコロさん、逗子在住で木版画を主に手掛ける大庭明子さん、横浜で造形教室を主宰する小野亜斗子さん、平面・立体・写真・服飾などジャンルにとらわれない制作活動を行うtomokowalaさん、絵や刺しゅう、インスタレーションなど多彩な表現を得意とするヒサマツエツコさんの6人。作品は販売し、各開催期間以外の作品も見ることができる。

 「1人の作家が作る作品を通しで見るのも面白い。一見何の店か分からず入りにくいかもしれないが気軽に立ち寄ってもらえたら」とFU-SAさん。「6回目は、手紙風の文章を付けた作品展示を予定している」とも。

 営業時間は13時30分~18時。月曜・火曜定休。5月31日まで。

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