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大磯で飲みながら「まちづくり」談議-行政顧問・飲み屋店主の顔持つ講師迎えて

講師の中原蒼二さん。さまざまな場面で「本」との関わりを持つ

講師の中原蒼二さん。さまざまな場面で「本」との関わりを持つ

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 大磯の「OISO1668」(大磯町大磯)で7月1日、行政顧問や演劇プロデューサー、立ち飲み屋店主など多彩な顔を持つ中原蒼二さんを講師に迎え、酒を飲みながらまちづくりについての話を聞くワークショップ「コミュニティーの中心、とはなにか?」が開催される。

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 茅ヶ崎から小田原にかけての地元アーティストや作家を講師に迎えてワークショップを開くことで、講師の支援と地域住人の生涯学習を両立させること目的とする生涯学習事業「暮らしの教室」特別教室として開かれる同企画。OISO1668では6月30日、7月1日の2日間、「本」をテーマにするスイーツ&ブックカフェ、地酒、雑貨販売などを行う「暮らしの教室1668」を開催。同ワークショップは、その締めくくりとして行われる。

 講師の中原さんは1949(昭和24)年東京生まれ。国連大学本部ビルをはじめとするプロジェクト基本構想に多数携わり、行政・民間の委員、顧問を多数歴任。野外劇「水族館劇場」の総制作も手掛け、鎌倉の立ち飲み店「ヒグラシ文庫」店主も務めるなど幅広い分野で活動する。中でも中原さんが制作参与を務め、雑誌「ku:nel」を手掛けるチームと共にプロデュースした北九州市の広報誌「雲のうえ」は、企画・デザインともクオリティーが高いとされ、「行政が発行する情報誌として異例の人気を誇る」とOISO1668代表の原大祐さん(34)。

 「中原さんは、普通に広報誌を作ろうとしたらまず初めに出てこないであろう『角打ち』を創刊号で特集した。その視点や切り取り方はディープで面白く、関わるジャンルが変わっても視点は変わらない。常にコミュニティーからまちづくりを考える中原さんの話を聞いて地元でのヒントにしたいと思った」と原さん。「角打ち」とは酒屋の店頭で酒を立ち飲みすることを指し、今もその慣習が続き、角打ちができる酒屋が多い北九州では、「角打ちがコミュニティーを作り、それこそがまちの魅力」という。

 当日は、「雲のうえ」の作り方から人気立ち飲み店のプロデュースまでの話を、酒と大磯の地魚をつまみに、角打ちのイメージでラフなスタイルで聞く。原さんは「家や商店の集合体がまち。意識してまちづくりに参加していなくても誰もがまちづくりにつながっている。同世代の人にぜひ聞いてほしい」と参加を呼び掛ける。

 開催は17時~。参加費は1,500円。定員20人。申し込みはホームページで受け付けている。

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