平塚市民センターホール(平塚市見附町)で2月23日、映画「黒部の太陽」の東日本大震災復興支援チャリティー上映会が開かれる。主催は平塚商工会議所青年部。
「黒部の太陽」は、毎日新聞の同名の連載小説を1968(昭和43)年に映画化。黒部ダム建設の苦闘を描いた人間ドラマで、三船敏郎と石原裕次郎の主演で大ヒットとなった。同上映会では、映画上映の前にトークショーとして、当時カメラマンとして現場にいた金宇満司さんが撮影当時の苦労話や裕次郎さんについてなどの話を披露する予定。
同青年部では地域社会の健全な発展を図る商工会議所の一翼を担うべき活動として、毎年2月に同会員および地域にむけて一般公開セミナーを企画運営。昨年は湘南ひらつか七夕まつりで「震災復興チャリティーイベント」を実施した。その後、被災地で復興に時間がかかる中、できることは何かと考え、「裕次郎の夢チャリティー上映会」の企画を聞いたのが、今回の上映会のきっかけという。
「映画を見ていただいた方々に忘れかけていた、勇気・情熱・魂をもう一度呼び戻して、見終えたとき、一人一人の心に熱き思いの灯をともし、その元気が被災地に届けば」と、同部理事の中村順一さん。
12時30分開場、開演は13時~。入場料は、前売り券1,000円。問い合わせは同部(TEL 0463-22-3939)まで。