浄智寺(鎌倉市山ノ内)で5月18日・19日、鎌倉にゆかりのあるキャスト、スタッフによる、鎌倉の歴史の中から出てきた言葉などを脚本とした二人劇「花音Canon」が上演される。主催は、鎌倉を拠点に活動するNPO法人「ROOT CULTURE(ルートカルチャー)」。
主演の鶴田真由さんは鎌倉出身。もう一人の主演・井上幸太郎さんのほか、ドラマトゥルクの山岸清之進さん、音楽の瀬藤康嗣さん、衣装の大西裕也さん、制作の墨屋宏明さん・襟川文惠さんは鎌倉を拠点とする同NPOのメンバー。作・演出の明神慈さんも今回のために鎌倉に何度も滞在し、物語を創り上げたという。
同NPOは、鎌倉の文化と地域と人のために鎌倉の地に根を張り、新しい「文化的交流の場」をつくることを目指して生まれた。古いものと新しいもの、自然と文化が共存する街・鎌倉の持つ魅力を再発見し活性化していくため、考え、行動していくという。
舞台となる浄智寺について、「お寺でできたらいいねと散策していたら、住職の朝比奈さんとバッタリお会いした。お寺を使ってもいいですよとおっしゃるので書院を見せてもらったら、昔ながらのかやぶき屋根で、いっぺんに気に入った」と担当者。
「地域発で、どこにもない何か新しいものを生み出したいと願い、メンバーで力を合わせて制作している。その『何か』が生まれる瞬間に立ち会いたいと思う人にお越しいただければ」とも。
全4公演。各公演50席。料金は、A席=4,000円、B席=3,500円(各拝観料200円含む)ほか。ホームページで予約を受け付けている。