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鎌倉文学の朗読ワークショップ-オリジナル脚本で作品の世界感を体感

過去の朗読会の様子

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 北鎌倉の漢方茶屋「きたかまくら日々響(ひびき)」(鎌倉市山ノ内、TEL 0467-84-8834)で3月2日・9日、鎌倉文学を朗読する「かまくら朗読ワークショップ」が開かれる。

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 採り上げる作品は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」、堀辰雄の「風立ちぬ」、川端康成の「千羽鶴」。いずれも鎌倉にゆかりのある文士または鎌倉を舞台にした作品だ。

 単に文章を朗読することだけを目的としていないのが今回のワークショップの特徴。朗読に必要な発声法や発音、呼吸法に、表現力などを引き出すウオーミングアップに加えて、作品の一部をオリジナル脚本として書き下ろし、それを使って登場人物の気持ちになって体感する。その後に小説作品を読むことで、最初は気付かなかった登場人物たちの心の機微などをよりリアルに実感できるという。

 日々響プロジェクト代表で文筆家の吉田揚子さんは「演劇的視点からの朗読を気軽に楽しみながら体感することで、より深い理解と興味を引き出すことができる」と話す。当日は、大学や演劇ワークショップなどに招かれている専門家が講師を務める。「名作の朗読を通して見えてくる作品の奥深い世界観、一つ一つの言葉に込められた作者のゆたかな思いやメッセージを感じ取る楽しさを体感してほしい」とも。

 開講時間は両日10時~12時または13時30分~15時。受講料は各回3,000円(オリジナル資料費込み)。定員は各回10人。電話とホームページで申し込みを受け付けている。

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