持続可能なパーム油の国際認証制度をテーマにした「『RSPO認証』企画」が現在、湘南T-SITE(藤沢市辻堂元町6)で開催されている。
パーム油は加工食品や洗剤などに使われる植物油で、大豆やヒマワリ種などの他の植物に比べ収量が多く、比較的安価な点が特徴。需要の急増による生産拡大に伴い、インドネシアやマレーシアでの熱帯雨林破壊や、生物多様性の損失、農園での人権侵害が問題視され始め、2004(平成16)年に設立された「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」の下で認証制度(RSPO認証)が運用されている。
同企画は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が推進する共創型プラットフォーム「みんなのエシカルフードラボ」の取り組みとして実施するもので、公益財団法人「世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)」、サラヤ、太陽油脂が共催する。
期間中、「湘南蔦屋書店」には共催企業のハンドソープや洗剤などRSPO認証を取得した商品を並べ、パーム油を巡る環境問題を解説するPOP、関連書籍などとともに展開している。主催者の「みんなのエシカルフードラボ」でリーダーを務める、CCCの瀧田希さんによると、商品を手に取りながら興味を持った人が自然に背景にある課題への理解を深められる構成になっているという。
瀧田さんは同ラボについて、「食を起点に、暮らし全体のサステナビリティーを生活者視点で考える取り組み」と説明し、今回の企画意図については、「環境問題のような社会課題は、それだけを訴えても人はなかなか動かない。エシカルな消費への関心が高い層が多く住む湘南地域で、『自分の価値観に沿った、心地よい暮らし』とセットで訴求した。売り場を見る人の反応も良いと感じている。日常生活を心地よくするライフスタイルを楽しみながら、環境問題にも関心を持ってもらえれば」と話す。
6月30日まで。