親子で身近な自然を観察するイベント「親子で楽しむ! 長久保公園 生きもの探検隊」が9月13日、長久保公園(藤沢市辻堂太平台2)で開かれた。主催は、東急不動産、慶応義塾大学環境情報学部の一ノ瀬友博研究室、同園の指定管理者を務める横浜植木。
藤沢・長久保公園で「いきもの探検隊」 親子で地域の自然や生物多様性学ぶ
同イベントは、東急不動産が事業主を務める賃貸レジデンス「コンフォリア・リヴ湘南鵠沼」(鵠沼橘2)の取り組みから派生したもの。
同社は同研究室と連携し、同物件を「地域の生態系を守り、学ぶ拠点」と位置付けている。今回の企画では、子どもたちが園内の生き物やその痕跡を探しながら、草地や樹木、地表などとの関わりを学んだ。当日は周辺地域の親子28人が参加した。
会場では、一ノ瀬教授が同研究室による周辺地域での昆虫・鳥類調査や活動を紹介。公園に残る緑の役割や、生き物を取り巻く環境について解説した。
講義の後、参加者たちは園内へ移動し、学生らが用意したミッションカードや自然観察ヒントシートを使った「いきもの観察タイム」に参加。園内を歩きながら、昆虫や鳥、植物のほか、抜け殻や食痕など生きものが残した痕跡を探した。ミッションカードには、生き物の色や形、動き、鳴き声などを記録したり、葉の表と裏や日なたと日陰の違いを比べたりする課題を盛り込んだ。
子どもたちは虫取り網を手に、草むらや木の周りを観察。「これは何の虫?」「ここに何かいる」などと学生らに声をかけながら、キアゲハやギンヤンマなどを見つけた。学生らから昆虫の特徴や持ち方を教わり、手にした昆虫を写真に収める姿も見られた。園内ではカブトムシの角やタイワンリスの骨なども確認された。
観察後は園内研修室に集まり、子どもたちがそれぞれ発見した生き物や痕跡を発表。イベント終了後には、参加した子どもたちにミニルーペを配布した。
同社の横山智也さんは「今後も地域交流や環境教育につながる取り組みを検討していく」と話す。