経済産業省中小企業庁が主催する「アトツギ甲子園」の「地域アンバサダー」に就任した長後製パン(藤沢市高倉)専務の齋藤孝曉さんが9月8日、鈴木恒夫藤沢市長を表敬訪問し、同アンバサダー就任を報告するとともに、地域の後継者支援や今後の連携について意見を交わした。
「アトツギ甲子園」地域アンバサダーに長後製パン・齋藤さんが就任
「アトツギ甲子園」は、全国の中小企業や小規模事業者の後継者が次世代の経営者として成長することを目的に、既存の経営資源を活用した新規事業のアイデアを発表するピッチコンテスト。齋藤さんは今年1月、アトツギ甲子園へ挑戦し、関東ブロック大会で企業特別賞を受賞した。
「地域アンバサダー」は、地域にいる若手後継者の発掘、制度や事例の発信、後継者同士や支援機関をつなぐコミュニティーの形成など、新たな事業や地域での挑戦に踏み出す後継者を後押しする役割を担う。同県内での同アンバサダー任命は今回が初めてとなる。
同社は1926(大正15)年に創業した老舗の製パン会社。藤沢市をはじめ、鎌倉市、茅ヶ崎市、横浜市の約7万人分の学校給食用パンを製造するほか、同県内12校で売店運営や卸売りを展開している。
4代目となる齋藤さんは、食品メーカーで営業職を経験した後、家業に入り、製造と営業の両方に携わってきた。2017(平成29)年に専務に就任。「湘南パン祭り」の実行委員長を務めるなど、地域活動にも積極的に取り組んでいる。
今回の表敬訪問について、齋藤さんは「当日は幸田一線(ゆきたかずし)経済部長と西川誠志(せいじ)市議にも同席いただき、『アトツギ』の機運醸成の意義について意見交換することができた。これから藤沢市とも連携し、啓発に励みたい」と話す。