茅ヶ崎市出身のイラストレーター・北田哲也さんの個展「イラストレーター 北田哲也展」が現在、湘南藤沢徳洲会病院(藤沢市辻堂神台1)で開催されている。主催は同院。
湘南藤沢徳洲会病院で北田哲也さんの個展 闘病経験をきっかけに
北田さんは多摩美術大学卒業後、フジテレビ系列の子ども番組「ポンキッキーズ」のキャラクター「Pちゃん」をはじめ、SUBARUの「スパナくん」、UR都市機構のマスコットなど、数多くのキャラクターをデザインした経歴を持つ。北田さんの活動分野はキャラクター制作だけにとどまらず、マンガや絵本、パッケージデザイン、ポスターなどにも及ぶ。
北田さんは現在、同院でがんの治療を受けながら病気と向き合う日々を送っている。今回の個展は、北田さんが「アートを通して、闘病中の子どもたちや自分と同じ病気を抱えている人の力になりたい」と同院に伝えたことをきっかけに企画された。
「患者やその家族が不安や緊張を感じやすい病院という空間で、作品を見る時間が気持ちを和らげるきっかけになれば」と、医療スタッフも北田さんの思いに賛同し開催が実現した。通院や見舞いなどで訪れた人が日常の動線の中で作品に触れられるよう、同院のエントランススペース2階を会場に選んだ。
北田さんには30年ほど前から「小児科の子どもたちを元気づけたい」という夢があり、今回の個展は、その思いを地元・湘南で形にする機会にもなったという。
北田さんは「病気と向き合う中で、大変な時こそアートが持つ心をほぐす力を実感した。今回、『子どもたちを元気づけたい』という夢に一歩近づけて、うれしく思っている」と話す。「自分と同じように病気と向き合う人やその家族、子どもたちに、作品を通して少しでも明るく、心が和らぐ時間を届けられたら」とも。
開催時間は11時~17時。入場無料。9月15日まで。来場時はマスク着用。