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平塚の老舗ラーメン店「大黒庵本店」が閉店 76年の歴史に幕

真っ黒なシジミベースに自家製麺の個性的なしょうゆラーメン

真っ黒なシジミベースに自家製麺の個性的なしょうゆラーメン

 平塚の老舗ラーメン店「大黒庵本店」(平塚市紅谷町4)が5月20日で閉店し、76年の歴史に幕を下ろした。

平塚の老舗ラーメン店「大黒庵本店」が閉店 76年の歴史に幕

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 同店は1950(昭和25)年4月10日、日本そば店として創業。過去には平塚市内に2店舗の支店を構えていた時期もあったが、近年は本店のみ営業していた。

 以前から「ラーメンがおいしい日本そば店」として知られ、来店客の約8割がラーメンを注文していたことから、2023年に日本そばや丼物の提供を終了。ラーメン専門店として営業を続けてきた。

 店舗は2代目と3代目が力を合わせて切り盛りしてきた。閉店理由について、3代目の高橋光信さんは「昨今のさまざまな物価高により、原材料費や光熱費などを鑑みたところ、経営を続けることが困難になった」と話す。

 当初は4月20日の閉店を予定していたが、店頭に告知を掲出すると、閉店を惜しむ客が市内外から連日訪れ、毎日行列ができたことから、営業期間を1カ月延長した。

 カウンター席を設けていない店内の壁には、同店名物として知られる大盛りメニューの一つ、6玉の「チョーデカラン」を60分以内に完食すると無料になる企画に挑戦し成功したフードファイターらの名前が並ぶ。

 取材で訪れた最後の週末は、常に相席で満席状態が続き、来店客からはスタッフへ感謝や別れの言葉が多くかけられていた。

 高橋さんは「長い間、たくさんの人に支えてもらい、最後まで多くの人が来店してくれた。感謝しかない。いつになるか分からないが、機会があれば何らかの形で営業を再開したい」と話す。

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