鎌倉文学館(鎌倉市長谷1)で現在、企画展「子どもたちへ、未来へシリーズ3『いとうひろしの世界 わくわくがやってくる』」が行われている。
同展では、絵本作家いとうひろしさんの「おさる」シリーズや「ルラルさん」シリーズの絵本原画や、ラフ画をはじめ、いとうさんが靴下や新聞紙などで作ったオブジェなど約100点を展示。工作を実際に楽しむ企画や、「ルラルさんのにわ」に登場する「ルラルさん」や「わに」と一緒に芝生に寝転べるコーナー、場所が時々変わる「おさる」探しなど、体全体を使って楽しめる趣向となっている。
いとうさんは1957年、東京生まれ。。独特のユーモラスで温かみのある作風の絵本・挿絵の仕事で活躍している。
「自分で原画を見たり、本を読んだり、工作をしたりと楽しみながら、いとうさんの作品世界を感じられる展覧会を心掛けている」と話すのは、同学芸員の榎本雅子さん。「広い庭と木陰があるので、お子さんには思い切り遊んでいただける」とも。
開館時間は9時~17時。入場料は一般300円ほか。月曜休館(9月16日・23日は開館)。9月23日まで。