鎌倉芸術館(鎌倉市大船6)で10月12日、20周年を記念して「ラドゥ・ルプー ピアノ・リサイタル」が開かれる。
昨秋行った11年ぶりの日本ツアーでは全国のリサイタルが完売。今秋、ルプーさんが敬愛するアバドさん指揮・ルツェルン祝祭管弦楽団との共演に伴い、同館で行われる。
ルーマニア生まれのルプーさんは12歳でデビュー。1961年に奨学金を得てモスクワ音楽院に留学。ヴァン・クライバーン国際コンクール、エネスコ国際コンクール、リーズ国際コンクールの3つの国際コンクールで優勝。これまで、カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など、世界一流の指揮者・オーケストラと共演している。
「近年の鎌倉のクラシック音楽文化を支えてきた鎌倉芸術館が20周年を迎えることを記念し、世界的に活躍するピアニスト、ラドゥ・ルプーの魂の音楽を、鎌倉の皆さまにぜひお聴きいただきたいと思った」と話すのは、音楽事務所KAJIMOTO広報担当の西久美子さん。「長い演奏経験を持つ彼だが、鎌倉で演奏するのは今回が初めて。自然を愛するルプーは、鎌倉を訪れることを今から心待ちにしている」とも。
17時30分開場、18時開演。入場料は、S=9,000円、A=7,000円、B=5,000円(全席指定)。