藤沢の湘南西脇画廊(藤沢市鵠沼松が岡4、TEL 0466-22-5792)で現在、銅版画家・山宮律子さんの個展が開かれている。タイトルは「~花と女を描く~山宮律子展」。
昨年に続き開く同展。今回は「女性と花」をテーマに55点を紹介する。昨年に続いて開く理由について、「もともと私が作品を気に入り、展示会で皆さまにおしゃれで自由なタッチだと好評を得たから」と同画廊社長の西脇成治さん。新作ができて、その発表も兼ねる。
山宮さんは女子美術大学卒業後、グラフィックデザイナーを経て銅版画家となる。その作品は、雁皮刷(がんぴずり)という手法を用いた銅版画(版と同じ大きさにカットした薄い半透明の和紙をインクを付けた版の上に置き、その上に版画用紙を載せてプレス機で刷っていく手法)。画面の中が通常より特有の黄色味がかった色が加わるため、優しく繊細な仕上がりとなるのが特徴。
「エッチングでしっかりと刻まれた自由で大胆な線と艶(あで)やかな色彩のハーモニーをお楽しみいただければ」とも。
営業時間は10時~17時30分。木曜定休。入場無料。10月27日まで。