鎌倉宮(鎌倉市二階堂)で1月18日、「第4回かまくら学府」として写真家・中村冬夫さんによるトークイベント「かまくらに暮らして40年」が行われる。
当日はプロジェクターを使いながら写真とともに発表し、その後、質疑応答、フリートークと続く。もともと鎌倉に住むのが夢だった中村さんが25歳のとき、結婚を機に住み続けている鎌倉について語る。
中村さんはフリーのカメラマンを経て、スポーツニッポンのカメラマンに。その後も、マガジンハウスで「平凡パンチ」「ブルータス」の写真を撮影したり、井上陽水さんのLPジャケットを撮ったり、戦時下のアフガニスタンを訪れたりと多くの場数を踏んでいる。現在NHK鎌倉地域報道委託。
「かまくら学府」誕生のきっかけについて、同事務局で出版社「銀の鈴社」取締役の西野大介さんは「『源氏物語と鎌倉』の著者、織田百合子さんから『鎌倉の歴史、文化の素晴らしさを鎌倉に住んでいる人が知らないことが多い。これがとても残念で惜しい』という話を聞き、私の大学のゼミの先生で、鎌倉文学館館長である富岡幸一郎先生に相談、趣旨に賛同して、会長になっていただき、スタートした」と話す。
「多くの人が自由に発言しながら交流を深めてもらえる場を提供し続けたい。また出版社が事務局をしているということで、なるべく『本』という形にして後世に残していきたい。大人だけでなく学生にも参加してもらえたら」とも。
開催時間は14時~16時。参加費500円。事前申し込み制で締め切り1月10日。