鎌倉のカフェ&ギャラリー「ジャックと豆の木」(鎌倉市由比ヶ浜2、TEL 0467-24-6202)で2月11日から、「第41回鎌倉彫創作展 鎌倉彫新製品開発展示会」が開かれる。
伝統的工芸品である鎌倉彫のさらなる発展につながる技術の向上や新製品開発を目的として、毎年1回開いている同展。鎌倉彫をなりわいにしている人、アマチュアも含めて「鎌倉彫愛好家」を対象に公募展形式で行う。木に漆を塗った鎌倉彫全般を対象とし、今回は約60点の作品を展示する。
最近の「創作展」の傾向として「、製品的なものより、どちらかといえば芸術性重視の作品の出品が多く見られる」という。そこで今回は、「本来の製品開発、販売という視点に立ち返り、『鎌倉彫新製品開発展示会』と銘打って行うことにした」と鎌倉彫事業協同組合・創作展委員長の三月一彦さん。
テーマとして「あふれる思いを市場に問う」と掲げたのは、作者それぞれが思いを込めた作品が、「作品の良しあしだけではなく、価格をも考慮した上で社会的にどのように判断され、どう取り込まれて行くかを見定めたかった」とも。
今回は4部門(テーブルウエア、道具類、インテリア、アクセサリー)に分けて、出品者がそれぞれにエントリーする。
開催時間は10時~17時。入場無料。今月16日まで。