茅ヶ崎の酒造メーカー「熊澤酒造」(茅ヶ崎市香川7)が2月3日、「湘南ビール ARTラベルシリーズ 大仏ビール」を発売した。
蔵元のある茅ヶ崎市近隣地域のアーティストを応援している同社。その一環として、湘南ビールとアートのコラボレーション商品として「ARTラベルシリーズ」の製造を開始。第1弾を試験的に発売したところ反響があり、第2弾として「大仏ビール」の発売を決めた。
ビールはシュヴァルツ(黒色)を採用。大仏をモチーフとしたラベルデザインは「nico cafe(ニコカフェ)」(小田原市)に依頼した。理由について、「日頃から湘南ビールを扱い、味わいのイメージを持ってくれている点と手作り感があり個性的なラベルデザインの作ってくれる点」と話すのは、杜氏(とうじ)の五十嵐哲朗さん。
同社は2011年1月、蔵元敷地内に「ギャラリー&ショップ okeba(おけば)」をオープン。創業当時、酒だるや酒道具の修理製作を行う工房だった桶場(おけば)と呼ばれた倉庫を改修した店で、蔵元近隣地域の作家やアーティストによる個展やワークショップなどを開き、湘南地域のアート活動を応援している。
「ビール好きだけでなくデザインに共感していただける方にも湘南ビールを知ってもらうきっかけになってほしい」と五十嵐さん。「今後は年に数アイテムを増やし、ARTラベルをシリーズ化したい」」とも。
価格は525円(300ミリリットル)。酒販店・同社直営店などで販売。数量限定。