北鎌倉古民家ミュージアム(鎌倉市山ノ内、TEL 0467-25-5641)で現在、企画展「おひなさまとつるし飾り」が開かれている。
今年で11回目の同展。大小合わせて約150本の「つるし飾り」と「おひなさま」約100点のほか、今年のテーマ「傘と扇」を用いて五節句を表現した飾りを展示している。同テーマは出展作家「ひなたぼっこ紅絹の会」代表の方の発想から。京都に出向いた際、傘と扇で五節句の飾りとつるし飾りを作ってみようと考えたという。
「五節句というものが忘れ去られつつある今日、若い世代の方にご覧いただき日本の伝統と文化をご理解いただければ」と話すのは、同館副館長の長谷川幹晃さん。
昨年はつるし飾りを多く展示し、手芸の趣味を持つ人など合計1万人以上が来館。「今年はつるし飾りの華やかさだけでなく、その意味合い、飾り一つ一つの部品にも古来より日本人に伝えられた祈りや意味が込められていることをお伝えできれば」とも。
開館時間は10時~17時。入館料は一般500円。4月6日まで。