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鎌倉・東慶寺ギャラリーで「張り子と漆喰の人形展」-美しい手仕事を次世代に

田村雅昭さんの作品のひとつ

田村雅昭さんの作品のひとつ

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 東慶寺ギャラリー&ショップ(鎌倉市山ノ内、TEL 0467-50-0460)で3月18日から、「土佐和紙と土佐漆喰(しっくい)の出会い『田村雅昭 張り子と漆喰の人形展』」が開かれる。

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 人形50種以上、200点を超える同展。土佐和紙、土佐漆喰の素材の美しさ、素材から仕上げまで全て手仕事。絵付けの絵の具も徹底して自然素材にこだわって作られた作品を並べる。「土佐和紙を尋ねる旅で田村さんに出会い、張り子の人形の不思議な魅力と自然素材の彩色にうっすらと土佐和紙を塗った独特の風合いに魅了され、この展覧会をお願いした」と話すのは、同展を企画したプロデューサーの稲生一平さん。

 田村さんは1948(昭和23)年生まれで。高知県香美市出身、高知市在住。郷土人形師。「草流舎」主宰。人形を本格的に作り始めたのは12年ほど前から。2012年、干支張り子の「龍」が日本郵便の年賀切手のデザインに採用される。個展は今回初めて。

 「伝統工芸は今、全国各地で消えそうになるような危機を迎えているものが多いのが現状。今まで、長い年月、受け継がれて残っている素晴らしい、美しい手仕事を次世代に残したい、というのが私たちの願い。東慶寺を訪れる方に、北鎌倉の散策の途中で、日本の手仕事の美しさに触れていただければ」とスタッフの堀光子さん。

 営業時間は10時~16時。今月23日まで。

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