茅ヶ崎市の茅ヶ崎駅および浄見寺周辺で4月19日・20日、「第59回大岡越前祭」が開催される
江戸時代の名奉行である大岡越前守忠相公の墓が同市北部の浄見寺にあることにちなんで始められた同イベント。忠相公の数々の功績に対して1912(大正元)年に従四位が贈られ、翌1913(大正2)年には忠相公の墓前で贈位祭が行われ、それが大岡越前祭の始まりとなった。
関東大震災や戦争などで中断していたが、昭和31〈1956〉年に復活。茅ケ崎の春祭りとして、墓前法要、越前行列などさまざまな催しが行われ、市の内外を問わず親しまれている。今年は4月19日に駅前コンサートと、15時から墓前祭が浄見寺本堂で行われる。20日には、越前行列と約1,000人が参加するビッグパレードが13時の出発式を経て15時まで実施。越前役は同市議会議長の広瀬忠夫さん。
そのほか、両日に越前守移籍写真展が、20日には中央公園で「第30回春の市民まつり」も行われる。また、協賛行事の「浄見寺地元まつり」でも、囲碁将棋などのステージ企画や小出歴史入門講座、紙芝居など多くのイベントが予定されている。
「この行事を通して、茅ヶ崎市の歴史や文化についても学んでいただきたい。もちろん、市外からの来場も大歓迎」と同商工会議所業務課課長の松戸康彰さん。