藤沢の古民家アートスペース「蔵まえギャラリー」(藤沢市藤沢、TEL 0466-25-9909)で10月4日、「湘南Vividアート展」が始まる。
「障がいのある人、ない人、国籍、年齢、プロ、アマ、手法などの違いを超えて、独自の表現を求めるすべての人の作品が出会う場」として開く公募展。「湘南発、魂にふれるアート展」というキャッチフレーズの下、趣旨に賛同するすべての人が応募。8歳の子どもから86歳の女性まで、平面作品や造形作品が寄せられ、イタリアやベルギー、カンボジア、英国の作家からも作品が寄せられたという。総点数は200点を超える。
2007年に湘南地域でアート活動に取り組む個人、グループ、作業所の呼び掛け、それぞれの作品を社会的に発信していく場を持とうという趣旨で「ハーモニー展」という名称で作品展を開催。そのハーモニー展が広く一般に開かれた展示会となり2年目となる。
湘南Vividアートウエーブ共同代表の金子光史さんは「アカデミックなキャリアや経歴、技法、社会的な評価とは関係なく、表現したいという思いと情熱から生まれた作品は技法的に稚拙であっても、まっすぐ人の心に触れてくる鮮烈な力を持っている。私たちはそうした作品をVividアートと呼ぶことにした」とタイトルにこめた意味を明かす。
作品選考については「本展の趣旨は一定の基準で応募作品に優劣をつけるというものではないので、選考委員が感動した作品をいくつか選定し、その合計数によって各賞を選ぶという方法をとっている」とも。
開催時間は、11時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。10月13日まで。