鵠沼のギャラリー・あとりえ梅庵（藤沢市鵠沼桜が岡4、TEL 0466－28－6646）で11月15日～17日、「粂川真木彦写真展＋丸山晶子型絵染画展」が行われる。

粂川真木彦さんの旅の途上でふと心に触れた風景

　カメラマン・粂川真木彦さんと型絵染画作家・丸山晶子さんの2人展。粂川さんの写真は約25点でポストカードの販売も行う。丸山さんの和紙に染めた型絵染画は約15点で、他にカレンダーやポストカード、染布の洋服や小物なども扱う。

　2人での展示は初めて。高校の同級生だった2人が数年前同ギャラリーで再会し、昭和初期の日本家屋である同ギャラリーを通してものの見方や考え方が似ていることを知り、何かを一緒にできたらと今回の2人展を企画したという。

　粂川真木彦さんは鎌倉市出身で、現在藤沢市在住。早稲田大学第一文学部卒業後、塾講師を経て20代後半で写真の世界に転身。コマーシャルスタジオのアシスタントを勤め、2000年独立。人物、商品撮影、建築・空間、料理の撮影や、旅取材、店舗取材、イベント記録撮影など幅広い分野で活動している。

　丸山晶子さんは藤沢市出身・在住。京都で染織を学び、型染めや藍染めを中心に制作。「型絵染画」とは型染めの技法を取り入れつつ、彩色では単に色を染めるのではなく描くという絵画的な表現方法を使っている。湘南の四季の風景を主に制作。

　「あとりえ梅庵は古い日本家屋をリノベーションしたものだが昭和初期そのままの部分も多く残っていて、よくお客さまに『おばあちゃんちに来たみたい』と言われる。普段は開いていないので、そうした風情が好きな方にはぜひ作品と一緒に楽しんでいただけたら」と2人。

　開催時間は12時～18時。入場無料。