鎌倉市観光協会(鎌倉市御成1)は11月14日、鎌倉を歩くことでマイレージがたまるスマホ用アプリケーション「いざマイル鎌倉」をリリースした。
鎌倉のスポットをイメージしたデザインのオリジナル手拭いを先着1000人に進呈。登録して鎌倉駅から長谷まで歩いたポイントで手に入れることができる
同アプリは神奈川県が推進する「平成28年度 三浦半島魅力最大化プロジェクト」の一環。鎌倉を訪れる観光客の利便性向上、地域経済の活性化、徒歩観光客への健康サポートなど個人向けサービスを提供する一方で、観光客の回遊情報の取得・分析により混雑緩和など課題解決にも役立てる。増え続けている外国人観光客向けに英語版も用意した。同観光協会がヘルスデータ・プラットホーム(東京都港区)に制作を委託した。GPSを使った観光系アプリは全国でも初めてだという。
スマホに同アプリをダウンロードし登録した時点から運用が始まり、歩数や距離がカウントされる。市内の名所や史跡にチェックインするたびにマイレージポイントを受け取ることができ、たまったポイントはクーポンと交換できる仕組み。クーポンには鎌倉花火大会の観覧席招待券、鎌倉宮で行われる薪能(たきぎのう)の観覧席招待券、鶴岡八幡宮(はちまんぐう)の流鏑馬(やぶさめ)神事の招待券、同神事の諸役体験など鎌倉ならではの特典を用意した。特典は今後も増やしていくという。
同アプリは、獲得したマイレージと消費マイレージの合計による「鎌倉達人度」で「侍」から「頼朝」に武将を育てていく画面があり、ゲーム感覚でも楽しめる。今後は鎌倉在住者にも「おすすめスポット情報」の登録ができ、自分が登録したスポットに観光客がチェックインするとマイレージポイントが付与される機能も搭載する予定。
同協会の石塚雄麻さんは「このアプリを使い鎌倉で新しい発見をしてたくさん寄り道をしてほしい。スタートしたばかりなので、鎌倉に来たことがある人も、初めての人もまずは利用していただき、感想や意見もいただければ」と話す。
リリース記念として100ポイントを獲得した登録者先着1000人には、豊島屋長谷店でオリジナル手拭いを進呈している。