家紋デザイナーの沖のりこさんは7月1日、自身のブランド「へなのや」のショップ(三浦郡葉山町一色、TEL 046-875-8569)をオープンする。
イラストレーターの沖さんは、「家紋をモチーフとしたTシャツをデザインしてほしい」との依頼が入ったのをきっかけに家紋デザイナーとして活動するようになり、2005年「へなのや」ブランドを立ち上げた。現在では家紋の事典や本などを多数出版している「日本家紋研究会」とも交流し、家紋の研究から制作までを手がける。
沖さんが制作する家紋には昔ながらのものと同様に、モチーフすべてに意味を込めた「家紋」と、Tシャツやバッグへのプリントなど、主に商品デザインである「家紋風」の2通りがあり、「家紋風」は全体のバランスやデザインが重視されるという。
店舗面積は約4.5坪。店頭にはTシャツ(2,800円)やトートバック、革製品などをそろえ、価格帯は1,000円~15,000円。家紋のデザインは10種類。Tシャツは白地に黒プリントのみの販売だが、500円追加のオーダーで、Tシャツ色、プリント色ともに38色の中から自由に組み合わせることができる。
「へなのや」の名前の由来は「へんなもの、変わったもの」で、沖さんが「珍しいもの、面白そうだと感じたもの」をショップで取り扱い、家紋のほかにオリジナルキャラクターの「マヨぶた」商品などもある。
葉山で活動、ショップをオープンすることについて沖さんは「主な取引先が葉山に多く3年前に引っ越してきた。海、山と自然が多く気持ちの良い場所で、定住を希望するようになった。ショップは以前から考えており、今回は念願かなっての出店となった」と話す。
営業時間は9時~19時(10月~3月=10時~18時)。月曜定休。