
茅ケ崎市の四大祭りの一つ「湘南祭2025」が5月24日・25日の2日間にわたり、サザンビーチ茅ケ崎(茅ケ崎市中海岸4)で開催された。
2日目の午前中は雨で人出が少なかったが、午後から快晴となり、多くの来場者でにぎわった。イベントや物販、ステージ、スポーツなど、場内の各エリアでイベントや飲食を楽しんだり、砂浜にレジャーシートを敷いて海を眺めたりする来場者の姿も見られた。
物販エリアでは「ローカルファーストマーケット」と題し、地元・茅ケ崎市内で製造されたクラフトビールや市内を拠点に活動するハンドメード作家グループの雑貨など計56店が出店。ステージでは今年4月に開催された「CHIGASAKI High School MUSIC FESTIVAL」で優勝・準優勝した市内の高校生バンドや、歌手で俳優の香坂みゆきさんらがライブパフォーマンスを披露した。
スポーツエリアでは今年から新たにビーチバレーが加わり、元東レアローズ(元東レアローズバレーボールクラブ滋賀)選手の大山未希(みき)さんが参加し、一般客とビーチバレーを楽しんだ。ジュニア対象のビーチラグビーや「ビーサン跳ばし大会」も行われ、スポーツを楽しむ人々の姿が見られた。
資源循環ブースでは、キッチンカーや屋台などで使った紙皿や紙コップを回収し、トイレットペーパーに再生する取り組みも行った。
今年で70回目を迎えた市内の伝統行事である「大岡越前祭」と連動して開催した同イベントは、1994(平成6)年の第1回から数えて、コロナ禍の休止期間を含め今年で32年目となる。昨年は13万人が来場し、今年も10万人以上の人出を見込んでいる。
実行委員長の林正基(まさき)さんは「湘南祭はビーチが会場で開放感があり、気持ちのいい祭り。家族や友達と一緒に楽しめるし、ごみを循環してトイレットペーパーにするなど地球に優しい取り組みも行っている。来年もぜひ、大勢の人に来てもらえれば」と話す。