逗子プラザなぎさホール(逗子市逗子4、TEL 046-870-6622)で12月8日・9日、「第3回 逗子湘南ロケーション映画祭」が開催される。
シナリオ大賞の受賞作品上映のほか、飯島夏樹さんの半生を描き、逗子でロケが行われた「Life~天国で君に逢えたら」(出演=大沢たかおさん、伊東美咲さん)や、第60回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品「殯の森(もがりのもり)」(河瀬直美監督)など話題作の上映を行う。
同祭実行委員会では、2006年7月からプロ・アマを問わずシナリオを公募、総応募作品123編点の中から、短編の部では「セリフでの説明を排して感情の流れで表現しようとした」(同委)点が評価された「恋のポロロン」、中編の部では「登場人物にスクリーン上で早く会ってみたいと思わせたのはこのシナリオだけ」(同委)という「青い魚」をそれぞれ大賞に選定し、当日、映像化された作品の上映を行う。
そのほか、2006年度文化庁「若手映画作家育成プロジェクト」の一環で製作され、逗子をロケ地として撮影された「けものがにげる」(村松正浩監督)や「ピンポン」(出演=窪塚洋介さん、サム・リーさんほか)も上映する。さらに、トークイベントも予定。「PFFアワード1997グランプリ」を受賞した村松監督を招き、ロケでのエピソードを、9日には河瀬監督に映画製作や作品に込めた思い、これからの活動などについて話を聞く。
今回で3回目となる同祭について、逗子文化プラザホールの根来さんは「今年度は、企画段階から市民ボランティアさんも参加し、一緒に作り上げた映画祭になった。シナリオ大賞作品には逗子市民が多数エキストラとして出演し、市内での撮影も多いので、ぜひ足を運んでほしい」と話している。
開場10時、開演10時30分。入場料は、各日1,000円(1日通し券)。全席自由。