葉山・一色海岸の海の家「Blue Moon」に7月1日、エイズ孤児を支援する「ban rom sai shop(バーンロムサイショップ)」(三浦郡葉山町一色)がオープンした。
「ban rom sai shop」が入った海の家「Blue Moon」
同店は、1999年、タイ北部のチェンマイに設立された、HIVに母子感染した孤児たちの生活施設「ban rom sai」で暮らす子どもたちを支援するためのもので、セレクトされたタイの衣類や雑貨、オリジナル衣類などを販売している。
店舗面積約360平方メートル、竹製のピラミッド屋根がシンボルの海の家の一角に設けられた同店は2001年にオープンし、今年で8年目を迎える。売り上げは全額、同施設の子どもたちの生活費や薬代に充てられている。
商品は、腰ひもでウエストを調節し上部の布を折り返してはく「タイパンツ」(1,500円~)をメーンに、「花柄のワンピース」(3,000円~)、「チュニックシャツ」(2,500円~)、「くまの携帯ストラップ」(1,000円)、水着、キッズ用衣類などを取り扱う。今年からは、「オリジナルエコバック」(800円)や裏布がカラフルで、マジックテープでウエスト調整が可能な「ban rom saiオリジナルタイパンツ」もラインアップしている。
「ban rom sai」ボランティアスタッフの上條ひかるさんは「海の家『Blue Moon』のおかげで、葉山から始まった『ban rom sai』の支援活動が助けられている。HIV感染の子どもたちの今だけでなく将来、自立していくことを考えたサポートに取り組んでいる。1人でも多くの人にHIV感染者の理解を深めてもらえれば」と話している。
同店の営業時間は11時~22時。「Blue Moon」の営業時間は9時~23時。営業は8月31日まで。